梅田の歯医者「デンタルオフィス大阪梅田」
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歯の痛みは、放置していても収まらないことがほとんどです。
もちろん歯科医を受診するのが確実ですが、今すぐ歯科クリニックに行く時間がない場合は、自分で応急的な対処をする必要があります。
ここでは、急に歯が痛くなったときに試せる対処法を5つ紹介します。
一方で、歯が痛いときに避けるべき行動も解説します。知らないうちに逆効果になることを防ぎましょう。
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目次
急に歯が痛くなったときは、4つの対処法で痛みを緩和しながら、できるかぎり早くに医療機関を受診しましょう。これから紹介する、うがいや患部の冷却といったいくつかの方法も試してみてください。
うがいは口のなかにいる細菌を洗い流すため、さらなる繁殖を防ぐことで炎症の悪化を抑えることができます。
とはいえ、うがいの際に水を口に含むと、しみることがあります。
その場合はぬるま湯やお湯でうがいをすることや、殺菌作用のあるうがい薬をお湯に混ぜてうがいをすると効果的です。
また、うがいに加えて優しくブラッシングし、歯が痛む部分を清潔に保つことで細菌の繁殖を抑えやすくなります。
鎮痛剤は歯痛にも効果が期待できるため、痛みの軽減に役立ちます。薬によっては効き目があまり良くないものもあるため、飲みなれた鎮痛剤を使うと良いでしょう。
ただし、薬が効きづらくても量を増やすことは避け、用法・用量にしたがってください。
歯が痛くなると、患部では免疫機能と細菌が戦い、炎症や腫れが起きてきます。熱感がとれない場合は患部をしっかりと冷やして、鎮痛剤とも併用すると良いでしょう。
直接患部を冷やそうとして氷などを口に入れると、強い刺激が伝わって歯がさらに痛む可能性があるため、冷却材や濡れタオルで外側から冷やしてください。
歯の痛みを軽減できるとされる「歯痛点(しつうてん)」というツボは、虫歯や歯周病の痛みに効果が期待できます。手のひらを表にして、中指と薬指それぞれのつけ根の中間地点が歯痛点です。
「合谷(ごうこく)」というツボも、頭痛や歯痛の緩和に役立ちます。手の甲を表にして、人差し指と親指の交わる部分にあります。ツボをやさしく1分ほど押してみると、痛みの軽減効果が期待できます。
こちらの記事では、虫歯が夜に痛くなる理由について解説していますので合わせてご覧ください。
関連記事:虫歯が痛い!夜に症状が強くなる理由と試したい5つの対処法
血流が増えると歯の痛みが強まるおそれがあります。
休養を取ると血流が落ち着き、患部の血流増加を抑えることで歯の痛みを和らげられる可能性があります。
歯が痛いときは無理をせず、早めにかかりつけ医や救急歯科などを受診してください。普段の生活の中でも、いくつかのポイントに注意して過ごしましょう。
患部がどうなっているのか気になり、指で触りたくなったとしても直接触るのは避けましょう。手指に付着している雑菌が患部に入り込むおそれがあり、また爪が伸びていると患部を傷つけてしまう可能性もあります。
飲酒によって血行が改善すると、流れる血液量が増えて血管拡張作用をもたらし、口腔内の血管に流れる血液の量が増えて、痛みを増幅させる可能性があります。
たばこを吸うと、たばこに含まれる成分が歯を刺激する可能性があり、歯の痛みを強くしてしまう恐れがあります。
また、たばこを吸うことで人体の治癒能力を低くしてしまうため、虫歯の治癒を阻害してしまう恐れもあります。
たばこを吸うことで気を紛らわせて歯の痛みを和らげようとする考え方もあるかもしれませんが、逆効果になるリスクもあるため、たばこは控えたほうがよいでしょう。
入浴も飲酒と同様に、血行を改善する作用があるために痛みが増す可能性があります。鎮痛剤でも痛みが治らないような症状があるときは、入浴ではなくシャワーや通常よりもぬるいお湯に入ることをおすすめします。
ぬるいお湯でも長時間の入浴で血行が改善すると痛みが増す可能性があるため、入浴時間も最小限に抑えましょう。
関連記事:歯が痛いときに熱が出る理由・原因と注意したいNGな行動
急に歯が痛くなる原因は、さまざまです。
ここでは考えられる主な原因のうち5つを紹介したいと思います。
まず考えられる原因として挙げられるのが、虫歯です。
虫歯菌が歯に付着して歯を溶かすため、浸食が進むと痛みを感じるようになります。
虫歯は放置していると症状が進行し、さらに痛みが強くなるばかりか治療の負担も大きくなるため、早期の受診が望ましいです。
歯周病菌は空気を嫌う性質があるため、空気に触れにくい歯と歯茎の間の溝に住み着きます。
この部分で歯周病菌が繁殖すると歯の根っこを支える役割を持っている歯槽骨を溶かすため、これが歯の痛みを引き起こします。
親知らずは、口の中の一番奥にある歯です。
親知らずの生え方には個人差があり、歯茎に埋まったまま出てこないこともあります。
歯茎に埋まったままの親知らずは、智歯周囲炎を起こす可能性があり、これが痛みの原因になることがあります。
また、親知らずが歯茎から出てこようとしている際には、歯が動くことで圧迫感やズキズキとした痛みを感じることがあります。
冷たいものを口に含むとしみたり、ズキッとした痛みを感じやすいのが、知覚過敏です。
歯の表面を覆うエナメル質が傷つくと、その内側の象牙質が露出し、刺激に敏感になる状態が知覚過敏です。
虫歯ではありませんが、適切な処置をすることで虫歯になってしまわないようにすることが重要です。
歯にひびが入ったり、折れたり、欠けたりすると、痛みを引き起こしやすくなります。
歯の破折の原因として考えられるのは、外部から強い衝撃を受けた場合や歯ぎしり、食いしばりなどです。
歯が痛いと感じているものの、実はその痛みの原因が歯以外で起きていることもあります。
歯以外の原因で起きる痛みのことを非歯原性歯痛といいますが、非歯原性歯痛には、首から顔にかけての筋肉疲労で起きる筋膜性歯痛や、神経痛の一種である神経障害性歯痛などがあります。
これらの非歯原性歯痛は虫歯などが原因になっているわけではないため、まずは歯科クリニックを受診することで原因を特定する必要があります。
急な歯の痛みが起きないようにできることは、主に3つあります。
ここでは、歯の痛みが起きないようにする日々の予防法を紹介します。
歯や口内の状態を自分で把握するのは難しいため、歯科医による定期的なチェックやメンテナンスを受けることが効果的です。
歯が痛いときや虫歯になったときだけでなく、痛みがないときにも定期的に検診を受け、歯の痛みにつながるような兆候を早期に見つけて対処すれば、痛みを感じることなく健康に過ごすことができます。
虫歯や歯周病は、生活習慣の見直しで予防できる可能性が高く、日常の改善が効果的です。
甘いものや炭水化物・糖質の多い食べ物を日常的に食べると、口の中にいる虫歯菌がそれらを好むため、虫歯になりやすい環境を作ってしまいます。
「虫歯菌が好む栄養を与えない」という発想で予防すれば、虫歯のリスクを軽減できます。
また、就寝中は虫歯菌が繁殖しやすいため、虫歯菌に栄養を与えないよう、就寝前30分ほどは飲食を控えるのが効果的です。
現在使用している歯ブラシや歯磨き粉が合っていないことで十分に汚れを落とせていないと、それが虫歯の原因になります。
そこで奥まで届きやすい歯ブラシに変える、またはブラッシングに自信がない人は電動歯ブラシを使うなどの工夫が効果的です。
また、フッ素や殺菌成分が配合された歯磨き粉を使用することも、虫歯予防に効果的です。
歯が痛くなると今すぐその痛みを何とかしたいと思うものです。
しかし、歯の痛みが和らいでしまうと関心が薄れ、放置してしまうこともあるでしょう。
歯は自然に治癒しないため、放置すると症状が悪化し、次に痛みを感じるときにはより強くなることもあります。
本記事では痛みを感じた時の対処法などを解説しましたが、いずれも根本的な治療ではありません。
歯の痛みを感じたらできるだけ早く歯科クリニックを受診して、専門医の治療を受けるようにしてください。
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