インプラント治療と喫煙の関係性とは?禁煙方法も紹介

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インプラント治療を検討している方のなかには、喫煙者もいらっしゃるでしょう。
喫煙は、健康だけではなく、インプラント治療にも悪影響を及ぼす可能性があるということをご存じでしょうか?

そこで今回は、インプラント治療と喫煙の関係性、ならびに禁煙方法を紹介します。
喫煙がインプラント治療に与える影響を把握したうえで、治療を受けたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

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喫煙者はインプラント治療を受けられる?

禁煙しているからといって、インプラント治療が受けられないわけではありませんが、失敗するリスクが高まるので、注意しなければなりません。

喫煙者は、非喫煙者と比較すると、インプラント治療の失敗率が高くなる可能性があります。
インプラント治療を成功させるためには、少なくとも治療を決意した時点で、禁煙を開始しましょう。

なお、1日に25本以上タバコを吸うヘビースモーカーの方は、インプラント治療を受けられない可能性があるので、治療を検討している歯科医院に相談してみてください。

こちらの記事では、インプラントの種類や治療を受けるメリット・デメリットに手術の流れなどを解説していますので合わせてご覧ください。
関連記事:インプラントとは?治療の特徴や流れを幅広く紹介 

喫煙者がインプラント治療を受ける際に想定されるリスク

ここからは、喫煙者がインプラント治療を受ける際に想定される、3つのリスクを紹介します。

リスク①細菌に感染する

喫煙者がインプラント治療を受けると、傷口から細菌に感染するリスクが高まります

タバコに含まれているニコチンには、細菌や異物から体を守る白血球の働きを低下させる作用があります。
この作用によって免疫力が低下し、インプラント治療の手術後に残った傷口から細菌に感染するリスクが高まるため注意が必要です。

ニコチンは、免疫力を低下させてしまうので、喫煙者は歯科医師に相談のうえ、インプラント治療を受けるかどうかを決めましょう。

リスク②顎の骨とインプラント体の結合を阻害する

喫煙者がインプラント治療を受けるリスクとして、顎の骨とインプラント体がうまく結合しないという点も挙げられます。

顎の骨とインプラント体が結合するためには、十分な酸素と栄養素が必要です。
しかし、タバコのニコチンには、血管を収縮させる作用があります。
タバコに含まれているニコチンや一酸化炭素によって、血液の流れが悪くなることで、酸素や栄養素が不足し、患部に行き渡らなくなってしまいます。

血液中の酸素や栄養素が不足すると、顎の骨とインプラント体の結合を阻害する可能性があるので、喫煙は控えましょう。

こちらの記事では、インプラント治療で起こるトラブルやその対策を解説していますので合わせてご覧ください。
関連記事:インプラント治療で起こるトラブルとは?原因と対策も紹介 

リスク③歯茎が炎症を起こす

喫煙には、インプラント治療後に歯茎の炎症を引き起こすリスクもあります。

喫煙によって血液の流れが悪くなると、唾液の分泌量が減少します。
唾液の作用は、細菌の増殖を抑えたり、歯垢を除去したりするなど、口内を清潔に保つことです。
唾液の分泌量が減ると、口内の細菌や歯垢が増加し、歯茎の炎症が引き起こされるので、注意しなければなりません。

歯茎が炎症を起こすと、痛みや腫れなどの症状だけではなく、症状が改善しない場合は、インプラントを取り除かなければならないケースもあります。

こちらの記事では、インプラント治療にかかる期間の目安に治療の流れなどを詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
関連記事:インプラントの治療期間はどのくらい?治療の流れも紹介 

禁煙方法

インプラント治療を成功させるためにも、治療を決意した時点で禁煙を始めましょう。

禁煙には、医療機関で禁煙治療を受ける方法と、ご自身で禁煙する方法の2種類があります。

禁煙治療では、医師の指導のもと、処方された飲み薬を服用して禁煙を目指します。
ニコチンの依存度が高い方や、禁煙する自信があまりない方などは、禁煙治療を利用しましょう。

一方で、ご自身で禁煙に挑戦する場合は、ニコチンパッチやニコチンガムといった禁煙補助剤を使用します。
ニコチンの依存度が低い方や、医療機関を受診する時間がない方などには適した方法です。

また、禁煙を始める際は、家族や友人、そして職場の方などに禁煙を宣言しましょう。
禁煙する旨を周囲の方に伝えると、禁煙の意識がさらに高まるだけではなく、禁煙に協力してもらえたり、辛いときには励ましてもらえたりします。

喫煙者がインプラント治療を受ける場合は禁煙を開始することが望ましい

いかがでしたでしょうか?

インプラント治療は、喫煙していても受けられないわけではないですが、治療が失敗するリスクが高まります。

喫煙者がインプラント治療を受けて発生するリスクとして、細菌の感染や、顎の骨とインプラント体の結合の阻害、そして歯茎の炎症が挙げられます。

インプラント治療を成功させるためにも、治療を決意した時点で禁煙を始めましょう。

世航会では、インプラント治療を行っております。
丁寧なカウンセリングを心がけておりますので、喫煙によるリスクの相談も含めて、ぜひ一度お問い合わせください。

世航会では、高品質なインプラント治療を低価格で行っています。
カウンセリングも丁寧に行っておりますので、医療費控除の疑問がある場合もご相談ください。
大阪梅田でインプラント治療をご検討中なら「デンタルオフィス大阪梅田」までお越しください。

コラム監修者

監修者の写真

中島 航輝
なかじま こうき

役職

理事長(梅田院の院長)

資格

略歴

  • 1997年 明海大学 歯学部入学
  • 2003年 同大学 卒業
  • 2003年 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 顎口腔機能再構築学系 摂食機能保存学講座 摂食機能保存学分野 博士課程 入学
  • 2006年 顎咬合学会 特別新人賞
  • 2007年 同大学院 修了 歯学博士所得
  • 2007年 東京医科歯科大学 歯学部附属病院 医員
  • 2007年 世田谷デンタルオフィス 開院
  • 2008年 医療法人社団世航会 設立
  • 2013年 明海大学歯学部 保存治療学分野 非常勤助教
  • 2014年 明海大学歯学部 保存治療学分野 客員講師
  • 2015年 昭和大学歯学部 歯科矯正学分野 兼任講師
  • 2016年 明海大学歯学部 補綴学講座 客員講師
  • 2020年 日本大学医学部 大学院医学総合研究科生理系  入学

著者本など

「まずはこの1冊から! はじめてのホワイトニング」
「dentist インタビュー記事」
「東京ドクターズ インタビュー記事」

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