インプラントの治療費が高い理由や治療費を抑える方法を紹介

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審美性や耐久性に優れていることから、近年インプラント治療が注目されています。
しかし、インプラント治療に興味があるものの「治療費が高額だから、なかなか決心がつかない」といった悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、インプラントの治療費が高い理由と合わせて、治療費の負担額を抑えるためのポイントを紹介します。
インプラント治療を受けるかどうか悩まれている方は、ぜひ最後までご覧ください。

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インプラント治療にかかる費用の目安

インプラント治療にかかる費用の目安は、1本あたり30万~40万円ほどです。
複数の歯を同時に治療する場合は、治療費の総額が100万円を超えることも少なくありません。

また、インプラントの被せ物に使われる素材は、ジルコニア製やセラミック製などさまざまな種類が存在しており、素材の耐久性が優れているほど費用も高くなる傾向にあります。
「この素材を選べばよい」という明確な答えは存在しないため、素材の耐久性と費用のバランスを考慮したうえで、自身が希望する条件に合ったものを選びましょう。

こちらの記事では、インプラント治療内容で変わる値段の違いについて詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
関連記事:インプラント治療に値段の違いが生じる理由を詳しく紹介

インプラントの治療費が高い4つの理由

「なぜ、インプラントの治療費はこんなにも高いのだろう」と疑問に感じられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここからは、インプラントの治療費が高い理由を4つ紹介します。

理由①保険適用外であるため

基本的に、インプラント治療には健康保険が適用されません。

歯の治療において健康保険が適用されるためには、治療の目的が「口内の健康を維持あるいは改善するもの」である必要があります。
虫歯の治療は「健康の維持」が目的であることから健康保険が適用されますが、インプラント治療は「美容」が目的とされているため、健康保険が適用されないのです。

ただし、事故や先天性の病気などで歯を失った場合は、インプラント治療であっても健康保険が適用されることもあります。

理由②担当医に高度な技術が求められるため

インプラント治療は、歯ぐきの切開や、顎の骨に穴をあける作業がともなう「外科手術」であるため、治療に対応している歯科医院の数が限られています。
担当医に高度な技術や知識が求められるという点や、担当医の拘束時間が長いという点から、人件費も高くなるのです。

理由③治療期間が長く工程も多いため

インプラント治療は、長期間にわたって治療を行う必要があるため、治療費も高くなる傾向にあります。
1回目の手術では歯ぐきにインプラント体を埋め込み、2回目の手術ではインプラント体を連結する部品である「アバットメント」を取り外して義歯を装着しなければなりません。
また、治療の途中で、アレルギー反応や歯周病が生じた場合などは、別途で治療を行う可能性もあります。

このように、インプラント治療では必要な工程も多いという背景があることから、治療費も高額になってしまうのです。

理由④インプラント自体が高額であるため

インプラント自体が高額であるということも、治療費が高額である理由の1つです。
施術後にインプラントが割れることを防ぐために、インプラント体や被せ物には品質が高い素材が使われています。

特にインプラントの被せ物は高額であり、たとえば素材にジルコニアが使われているものであれば、1本あたり20万円ほどの費用が発生することもあります。

インプラント治療とそのほかの治療にかかる費用の比較

インプラント治療だけではなく、入れ歯やブリッジといった治療方法においても、失った歯を取り戻すことが可能です。
それぞれの治療方法における治療費の目安は以下のとおりです。

【インプラント治療とそのほかの治療にかかる1本あたりの費用の目安】

インプラント入れ歯ブリッジ
保険診療保険適用外5,000~2万円ほど1万~2万円ほど
自費診療20万~40万円ほど15万~80万円ほど5万~15万円ほど

入れ歯とブリッジの治療には健康保険が適用されるため、治療費を大幅に抑えられます。
ただし、インプラントと比較すると耐久性の面では劣るため、治療をやり直すことによって、追加で費用がかかる可能性があるという点には注意が必要です。

インプラントの治療費の負担額を抑える方法

ここまで、インプラントの治療費の目安や、治療費が高い理由を紹介したものの、やはり負担額は少しでも抑えたいですよね。
以下の方法を講じることによって、治療費の負担額は抑えられるため、ぜひ参考にしてみてください。

【インプラントの治療費の負担額を抑える方法】

  • 医療費控除を申請する
  • デンタルローンを組む
  • クレジットカードローンを利用する

医療費控除を申請すると、インプラント治療にかかった費用の一部が還付されます。
また、金利によって最終的に支払う金額は増えるものの、デンタルローンやクレジットカードローンを利用すれば、毎月数万円の負担額で分割して治療費を支払うことが可能です。

こちらの記事では、インプラント治療にかかる費用の目安や、治療費の負担を抑える方法を解説していますので合わせてご覧ください。
関連記事:インプラント治療をしたいけれどもお金がない場合の対処法

格安でインプラント治療ができる歯科医院を選んでもよいのか

インプラント治療において、格安で治療ができることを強調している歯科医院を選ぶことはおすすめしません。

このような歯科医院は、治療前の精密検査をしっかりと行わない、あるいは担当医の手術の技術や知識が不足している可能性があります。
その結果、施術後にアレルギー反応が生じることや、インプラントが取れてしまう事態に発展することも考えられます。

インプラント治療を安全に行うためにも、歯科医院を選ぶ際は、担当医の手術の技術や実績、そして歯科医院の設備などを重視しましょう。

こちらの記事では、インプラント治療の専門医や歯科医院を選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説していますので合わせてご覧ください。
関連記事:【インプラント治療】専門医と歯科医院の選び方を徹底解説

治療費が高額であるにもかかわらずインプラント治療が選ばれる理由

治療費が高額であるにもかかわらず、多くの人からインプラント治療が選ばれる理由には、以下のようなものがあります。

インプラント治療が選ばれる理由

  • 周囲の健康な歯に影響を与えない
  • 自分の歯のような感覚で咀嚼できる
  • 審美性に優れている
  • 耐久性が高く寿命も長い

上記のメリットと治療費のバランスを考慮したうえで、インプラント治療を受けるべきかどうかを判断してみてください。

インプラントの治療費が高い理由は保険が適用されないことや手術の難易度が高いことにある

いかがでしたでしょうか。

インプラント治療にかかる費用の目安は、1本あたり30万~40万円ほどです。
複数の歯を治療した場合は、治療費の総額が100万円を超えることも考えられます。

また、治療費が高い理由は、治療が保険適用外であることや、担当医に高度な技術が求められることなどが挙げられます。
もし、治療費の支払いの負担額を減らしたいとお考えの場合は、医療費控除を申請することや、デンタルローンを組むことなどを視野に入れましょう。

デンタルオフィス大阪梅田では、インプラント治療を行っております。
デンタルローンをはじめとした治療費のご相談にも対応しておりますので、まずは一度お問い合わせください。
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コラム監修者

監修者の写真

中島 航輝
なかじま こうき

役職

理事長(梅田院の院長)

資格

略歴

  • 1997年 明海大学 歯学部入学
  • 2003年 同大学 卒業
  • 2003年 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 顎口腔機能再構築学系 摂食機能保存学講座 摂食機能保存学分野 博士課程 入学
  • 2006年 顎咬合学会 特別新人賞
  • 2007年 同大学院 修了 歯学博士所得
  • 2007年 東京医科歯科大学 歯学部附属病院 医員
  • 2007年 世田谷デンタルオフィス 開院
  • 2008年 医療法人社団世航会 設立
  • 2013年 明海大学歯学部 保存治療学分野 非常勤助教
  • 2014年 明海大学歯学部 保存治療学分野 客員講師
  • 2015年 昭和大学歯学部 歯科矯正学分野 兼任講師
  • 2016年 明海大学歯学部 補綴学講座 客員講師
  • 2020年 日本大学医学部 大学院医学総合研究科生理系  入学

著者本など

「まずはこの1冊から! はじめてのホワイトニング」
「dentist インタビュー記事」
「東京ドクターズ インタビュー記事」

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