梅田の歯医者「デンタルオフィス大阪梅田」
〒530-0018 大阪府大阪市北区小松原町2番-4「インビザラインの失敗例や原因を知りたい」
「インビザラインで後悔しないためのポイントとは?」
「インビザラインの失敗を未然に防ぐためにできることは?」
見た目も性能も上がった最先端の矯正器具、インビザライン。
本記事では、そんなインビザラインの失敗にまつわる冒頭の疑問について解説していきます。
虫歯や歯の痛み、歯ぐきの腫れに悩んでいる方、治療を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
インビザライン治療は、一見どんな歯科医師でも可能に見えますが、実際には専門的な技術が必要で、失敗する可能性はゼロではありません。
たとえば、インビザラインの失敗例には、理想の歯並びにならない、虫歯や歯周病の悪化、噛み合わせの問題などがあります。
これらの失敗は、適切な装着時間の不守や、治療計画の不備によることが多くなっています。
信頼できる歯科医師の選択、マウスピースの正しい管理、治療計画の確認が重要です。
専門家の指導のもと、適切な治療を受けることで、これらのリスクを最小限に抑えることが可能です。
関連記事:インビザラインを始める前に押さえたいメリット・デメリット
ここからは、インビザラインの具体的な失敗例を見ていきましょう。
ここでは、以下の6つの事例を紹介します。
失敗例
それぞれ解説していきます。
インビザライン治療において、理想の歯並びにならないケースがあります。
失敗例として「満足いく歯並びにならなかった」が挙げられます。
これは、治療計画の不備やマウスピースの不適切な使用が原因で起こり得る問題です。
治療前の正確な診断、適切な装着時間の遵守、定期的な歯科医師との相談が重要です。
インビザラインは効果的な矯正方法ですが、患者の協力と歯科医師の指導が成功の鍵となります。
インビザライン治療中に虫歯や歯周病になるリスクは、適切なケアを怠ると高まります。
インビザラインは長時間装着する必要があり、これが口内の汚れを溜めやすくするからです。
通常、唾液は自浄作用を持ちますが、マウスピース装着時はその効果が低下し、虫歯や歯周病の原因となることがあります。
正しい歯磨きと食後のマウスピースの再装着は、これらのリスクを減らす重要なポイントです。
インビザライン治療を成功させるためには、口内衛生の徹底が不可欠です。
こちらの記事では、歯周病の症状・原因について詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
関連記事:歯周病の症状・原因と今日から取り組める4つの予防法
インビザラインの治療において、噛み合わせが悪化することは稀ですが、注意が必要です。
噛み合わせが悪いと顎関節症になるリスクが高まります。
これは、顎の関節に過度な負荷がかかるためです。
ただし、噛み合わせの悪さが顎関節症の直接の原因ではないものの、悪化しやすくなるため、治療中は歯科医師の指示に従い、違和感があればすぐに相談することが重要です。
インビザラインの失敗例として、奥歯が倒れ込んでしまったというケースもありました。
特に抜歯が必要となった例で多く見られます。
奥歯が倒れ込むと歯並びは改善されず、マウスピースから歯がずれた状態となって治療が一時中断される可能性があります。
空いたスペースに平行移動すれば、そのまま理想的な歯並びに改善されるはずです。
しかしインビザラインによる治療ではマウスピースで歯が覆われ、平行移動ではなく倒れる方向に力が働くことがあります。
奥歯が倒れ込んでしまうと歯並びは改善されませんし、マウスピースから歯がズレる状態となって治療も一時中断となるはずです。
倒れ込んだ歯を回復できるようなら問題ありません。
しかし結果的にインビザラインとワイヤー矯正を併用する治療へと切り替えが必要となるケースも。
インビザラインで抜歯をする際には、奥歯が倒れ込んでしまう失敗が起こり得ると考えてください。
インビザライン治療において、歯を削る処置は一般的ですが、過度な削りは治療期間の延長や知覚過敏を引き起こすリスクがあります。
インビザラインでは歯と歯の間にスペースを作るために「ディスキング」と呼ばれる処置を行うことがあり、これは歯の側面部分を数ミリ削るものです。
しかし、削りすぎると知覚過敏などの問題が生じる可能性があります。
したがって、インビザライン治療を検討する際は、歯を削る必要性や範囲について、信頼できる歯科医師と十分に相談することが重要です。
インビザライン矯正では、歯根の露出が起こることがあります。
これは、歯を削る範囲が大きくなると、知覚過敏になるリスクが伴うためです。
たとえば、インビザライン矯正中に知覚過敏が生じることがありますが、これは歯の移動によるものです。
また、歯肉退縮により歯根が露出することもあります。
これは、歯周組織が下がってしまい、歯根が露出してしまう状態を指します。
このような状況を避けるためには、矯正治療を行う際には経験豊富な歯科医師を選ぶことが重要です。
インビザラインでの歯の後戻りは、治療後のケアが不十分な場合に起こり得る現象です。
インビザライン矯正は基本的に1日20時間以上の装着が必要で、この装着時間の不足が後戻りの一因となります。
また、矯正治療後のリテーナー装着を怠ることも後戻りの原因になり得ます。
インビザライン治療を成功させるためには、治療後も継続的なケアが重要です。
インビザラインの治療を終えても、効果が不十分な場合は元の状態に戻ることがあります。
「後戻り」と呼ばれ、多くの場合でリテーナーと呼ばれる保定装置の効果が現れにくくなっていたことが原因です。
しかしリテーナーの装着時間をしっかりと守り、口腔内の衛生を保てば問題はありません。
歯科医師からの指示を守って、後戻りを防げればこのような失敗は起こらないでしょう。
インビザラインの失敗の原因は、主に患者側の自己管理不足にあります。
たとえば、マウスピースの装着時間が不十分だったり、定期的な歯科医師とのコミュニケーションが欠けている場合です。
失敗例には歯列の改善が見られない、治療期間が延びるなどがあります。
また、不十分なコンプライアンス、予期せぬ歯の問題、誤った使用が一般的な原因として挙げられています。
これらを避けるためには、指示の厳守、定期検診、適切なメンテナンスが重要です。
インビザラインの成功は、患者の責任感と歯科医師の専門知識に大きく依存します。
インビザライン矯正では失敗する可能性があり、さらに複数のリスクも存在します。治療を検討する際は、事前にこれらを把握しておくことが重要です。
インビザラインにはどのようなリスクがあるのかさっそく見ていきましょう。
まずは痛みや不快感を伴う可能性があることについてです。
矯正治療全般に言えることですが、治療では少しずつ理想的な方向へと歯を移動させます。
少しずつであるとは言え、歯が移動していることに変わりはありません。
そこで生じることがあるのが、歯の痛みや不快感です。
インビザライン治療の場合、特に新しいマウスピースに交換した直後に感じやすくなるでしょう。
しかし痛みや不快感は、正常に歯が移動している証拠であるとも言えます。
不快に感じることもありますが、矯正治療では避けられないことがあります。
医師に相談したり鎮痛剤を処方してもらったりして、できるだけ痛みや不快感がないように努力するしかありません。
発音が難しくなることもリスクのひとつでしょう。
口の中に装置が入っているため、「さ行」「た行」を発音しにくくなることがあります。
特に治療を開始して間もないころは、装置を装着した状態での発音に慣れていないため難しいと感じられるかもしれません。
しかし発音の問題は、装置に慣れると特に感じなくなるはずです。
2週間ほどで今までどおりの発音ができるようになる人も少なくありません。
ただし人によっては1ヶ月経っても発音しにくいと不便さを感じる人もいらっしゃいます。
発音の問題は装置に慣れることで改善が期待できます。必要に応じて発音練習を行うと良いでしょう。
インビザラインの大きなリスクとも言えるのが、歯根吸収が起こる場合があることです。
歯根吸収とは、歯を支えている根の部分が溶けて失われてしまうことを指します。
矯正治療全般で起こるとされており、インビザライン以外の治療でも起こり得るリスクです。
歯根吸収が進行すると歯が抜け落ちてしまうこともあります。
歯根吸収が起こる原因は明確にはなっていませんが、歯を支える骨の中を、歯が移動することが原因だとされています[1]。
矯正治療は歯を移動させる治療であるため、根本的なリスク対策は出来ません。
しかしレントゲン検査を定期的に受けることで回避できる可能性があります。
検査頻度が高いクリニックを選ぶことにより、リスクを回避できることもあるでしょう。
最後に、アレルギー反応を起こす可能性があるリスクについて解説します。
インビザラインは透明のマウスピースを使って治療を行いますが、マウスピースの素材によってアレルギー反応が起きることがあります。
患者様がアレルギーを持つ体質であった場合、かゆみ・赤み・腫れなどの症状が引き起こされるかもしれません。
もしもアレルギー反応が起きた場合、インビザラインによる治療は中断されるはずです。
矯正治療を継続させるなら、また新たに治療計画を立てなければなりませんし、費用も追加で必要となるでしょう。
アレルギーのある人は、事前に歯科医師へ相談することが重要です。こうした対応がインビザラインの失敗予防につながります。
インビザラインには失敗例もありますしリスクもあります。
これから治療を受けようかと検討されている人であれば、「自分は大丈夫だろうか」と不安が募るかもしれません。
そこでインビザラインに適していない人の特徴についてご紹介します。
次のような人は、インビザライン以外の治療法を検討したほうが良いでしょう。
まずは自己管理が難しい人です。
インビザライン矯正ではマウスピースを取り外せるメリットがありますが、それは「マウスピースを自分で管理しなければならない」ことと同義です。
食事のときや口腔ケアのときに取り外したら、ご自身で清潔に管理して、また装着しなければなりません。
マウスピースを適切に管理する必要も生じます。
もしご自身で管理できる自信がないようであれば、ワイヤー矯正など、他の矯正治療のほうが向いているはずです。
顎関節症との診断を受けた人は、マウスピースによって顎への負担が大きくなる可能性があります。
そのため矯正治療をするなら、インビザライン以外の治療法を選んだほうが無難かもしれません。
顎への負担が大きくなると、顎関節症が悪化してしまう可能性があるためです。
しかしインビザラインが絶対にいけないわけでもありません。
適用できるかどうかは、顎や口腔内の状態によります。
場合によってはプラスに働くこともあるでしょう。
そのため顎関節症と診断を受けた人がインビザラインを希望する際には、事前に顎関節症について歯科医師に相談するようにしてください。
インビザラインが適していない人として、特殊な歯並びの人もあげられます。
そもそもインビザラインは軽度・中等度の不正咬合の人に適している矯正治療法です。
そのため不正咬合が重度の人や、複雑な症例の人、顎の形に問題があるケースであれば、うまく歯を移動させられないことも考えられます。
歯科医院で事前検査を受ければ、インビザラインが適用できる症例かどうか判別してもらえるでしょう。
もしかすると他の矯正治療法を提案されるかもしれないと念頭に置くことが大切です。
最後に、若い人成長期の子供についてです。
もともとインビザラインは、永久歯への生え変わりが終わっている人に対する矯正治療法。
そのため永久歯への生え変わりが終わっていない、成長期の子供には適用できないことが多いでしょう。
子供は自分でマウスピースの管理をするのが難しいことも、適していないとされる理由のひとつです。
またすべて永久歯に生え変わっていたとしても、若い人であればまだ顎の成長が終わっていないことも少なくありません。
たとえば中学生や高校生であれば、永久歯が揃っていたとしても骨は成長途中であるはずです。
治療を始めたとしても、インビザラインで対応しきれない状況に陥る可能性もあります。
インビザラインは、永久歯が生え揃い成長が終わった成人を対象とする歯列矯正治療です。
若い人や子供など、成長途中の人は他の矯正治療法を選んだほうが良いでしょう。
次に、インビザラインで後悔しないためのポイントを解説していきます。
主なポイントは以下の6つです。
後悔しないためのポイント
それぞれ確認してください。
インビザライン治療の成功には、実績のある歯科医師の選択が不可欠です。
インビザラインの症例数が多い歯科医院を選ぶことが重要です。
経験豊富な歯科医師は、さまざまな症例に対応した知識と技術を持ち、患者のニーズに合わせた治療計画を提供できます。
また、相性の良い信頼できる医師を選ぶことで、治療中の不安や疑問を解消しやすくなるでしょう。
インビザライン治療を検討している方は、医師選びに時間をかけ、信頼できる医院を選ぶことが後悔しないための第一歩となります。
インビザライン矯正で重要なのは、マウスピースの装着時間を守ることです。
インビザラインは1日22時間以上の装着が必要で、これを守らないと噛み合わせの悪化や歯の後戻りなどのリスクがあります。
装着時間が足りない場合、治療期間が延長されることも。
効果的な治療のためには、食事や歯磨きの時間を計画的にし、スマートフォンのリマインダー機能を活用するなど、自己管理を徹底することが大切です。
インビザラインの成功は、日々の装着時間の積み重ねにかかっています。
インビザライン治療の成功には、歯やマウスピースの衛生管理が不可欠です。
適切なケアを怠ると、治療スケジュールに狂いが生じる可能性があります。
具体的には、流水での擦り洗いや専用の洗浄剤の使用が重要です。
また、食事や歯磨き後の清潔な口腔環境を保つことで、虫歯や歯周病のリスクを減らせます。
正しいケア方法を実践し、健康な歯並びを目指しましょう。
インビザライン治療において、歯を削る必要性は慎重に検討すべきポイントです。
インビザライン矯正では、時に歯の表面を薄く削ることでスペースを確保する処置が行われることがあります。
この処置は、歯を抜かずに必要なスペースを確保し、歯の形やサイズ、全体のバランスを整えるために行われます。
しかし、健康な歯を削ることにはリスクも伴います。
削る量には限界があり、圧迫感や出血の可能性も考慮する必要があります。
そのため、治療を受ける前に、歯科医師としっかりと相談し、歯を削る必要性やそのメリット・デメリットを理解することが重要です。
インビザライン治療後の美しい歯並びを維持するためには、保定装置の使用が不可欠です。
インビザライン・ジャパン公式サイトによると、ビベラ・リテーナーというマウスピース型の保定装置が推奨されています。
この保定装置を使用しないと、治療で得られた理想の歯並びがずれ始めるリスクがあるからです。
日々の装着を忘れずに行うことで、長期的に美しい笑顔を保てます。
インビザライン治療の成功を長く楽しむためにも、保定装置の重要性を忘れずにいましょう。
インビザライン治療中の違和感は、放置すると歯並びの悪化や他のトラブルを引き起こす可能性があります。
違和感が2週間以上続く場合は、放置せずに歯科医師に相談することが重要です。
適切な対応を行うことで、治療の成功率を高め、快適な矯正体験を実現できます。
インビザライン治療を検討している方や、現在治療中の方は、違和感があったらすぐに専門家に相談しましょう。
インビザラインの失敗を未然に防ぐためには、まず正しい知識を持つことが重要です。
信頼できる歯科医院の情報を参考にして、治療のメリットとデメリットを理解しましょう。
具体的には、実績のある歯科医師を選び、マウスピースの装着時間を守り、常に歯とマウスピースを清潔に保つことが大切です。
また、治療中に違和感があったら、すぐに歯科医師に相談することも重要です。
これらのポイントを押さえることで、インビザライン治療の成功率を高められるでしょう。
この記事では、インビザラインにおける失敗例やその原因を詳しく解説し、失敗を避けるための具体的なポイントを提供しています。
とくに重要なのは、実績のある歯科医師の選択、マウスピースの適切な装着時間の遵守、そして常に歯とマウスピースを清潔に保つことです。
これらのポイントを守ることで、インビザライン治療を成功に導けるでしょう。
あなたの美しい笑顔のために、この記事が一助となれば幸いです。
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