インプラントとホワイトニングに関する基本情報・よくある質問

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インプラントとホワイトニングは、どちらも自由診療のメニューとして提供されるケースが多い施術です。患者さんの歯や歯の見た目を美しく、機能的に仕上げる施術として注目されています。

インプラント治療とホワイトニングはまったく別の治療ですが、インプラントを受けたためにホワイトニングへの関心が高まる場合もあるようです。

ここでは、インプラントとホワイトニングの基本的な情報に加えて、ホワイトニング治療の注意点についても紹介します。

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インプラントとホワイトニングの基本情報

歯科のホームページを見ると、「インプラント」「ホワイトニング」と項目が分かれて紹介されています(取り扱いのないクリニックもあります)。

どちらも歯医者で提供されている治療で、一般歯科や予防歯科とは異なり保険が適用されない自由診療(一部適用される場合あり)扱いが一般的です。

インプラント治療は歯を失い、入れ歯や差し歯にはないしっかりとした噛みごたえを実感しやすい治療です。
ホワイトニングは天然歯を白くしたい方や、人工歯と同じような色味に整えたい方のための治療で、インプラント治療の後にホワイトニングを受けようと考える患者さんもみられます。

ここからは、それぞれの治療の特徴について詳しくみていきましょう。

インプラントとは

インプラントとは、歯根の代わりに埋め込む「インプラント体」と、連結部品である「アバットメント」を繋ぎ、その上に人工歯である「上部構造」をセットした人工の歯および治療方法を指す言葉です。

英語でいうインプラントは「埋め込むもの」という意味がありますが、歯科では一般的に「失った歯の代わりに人工歯を埋め立てる治療方法」を指します。

こちらの記事では、インプラントの種類や基本的な構造を解説しています。合わせてご覧ください。
関連記事:インプラントにはどのような種類がある?基本的な構造も紹介

ホワイトニングとは

ホワイトニングとは、歯の変色・着色汚れに対して行う美白施術です。虫歯治療のように削るわけではなく、歯の表面に薬剤を塗って色素を分解し、歯を白くしていきます。

天然歯は、人工歯と違って取り外しや置き換えがききません。着色や変色による審美性の低下は外から見た印象にも関わり、着色が黒ずみになると虫歯、黄ばみは喫煙者に間違えられることもあります。

種類

ホワイトニングには、自宅で行う「ホームホワイトニング」と、歯医者やクリニックで行う「オフィスホワイトニング」、そして、どちらも併用する「デュアルホワイトニング」を含めて3つの方法が選択できます。

ホームホワイトニングは医師の指示にしたがい、自宅で薬剤を塗布して時間をおいて歯を白くします。オフィスホワイトニングはすべてクリニックで完結しますが、通院の必要があります。

効果

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングは、どちらも市販品より美白効果の高い薬剤を使うため、一定のホワイトニング効果が期待できます。

費用

ホワイトニングは自由診療のため、1回あたりの金額は1万円以上が相場となります。1本あたり(または前歯や上下の歯の数本など)の価格が決まっているところでは、自由に白くしたい歯を選ぶことができます。

ただし、ホワイトニングを行ったあとも着色汚れには注意が必要です。3ヶ月から半年程度は効果の持続が期待できますが、それ以降は再び気になる部分の汚れを落としたり、ホワイトニングを再度行ったりする必要があります。

インプラントとホワイトニングのよくある質問

次に、インプラントとホワイトニングに関する疑問のうち、多くみられるものをチェックしていきましょう。

インプラント治療後にホワイトニングできる?

人工の歯を埋め込んだあとでもホワイトニングの治療は可能です。ただし、インプラントで埋め込んだ人工歯は元から色がついているため、ホワイトニングによって脱色や美白は行なえません。

インプラントと同時にホワイトニングできる?

インプラント治療とホワイトニングは、それぞれ別の治療として行われます。隣り合う歯同士での治療は難しくなりますが、医師との相談のうえで治療が可能になる場合もあります。

たとえば、インプラント治療がある程度進み、細菌感染のリスクが少なくなった状態であれば、インプラント治療を完全に終えていなくてもホワイトニングが受けられる可能性があります。

インプラントの歯は着色するのか?

インプラントによって埋入された人工歯も、経年劣化によって着色汚れがみられるケースはあります。
一方、素材によっては非常に防汚性が高いものがあり、汚れをほとんど気にせずに過ごせるケースもあるようです。

ホワイトニングを行ったあとの注意点

ホワイトニングは、食生活などの個人差によって着色しやすい方と、しにくい方で効果の出方にも差がみられます。少しでも白く美しい歯を維持するために、以下の3点に注意しましょう。

注意点①メンテナンスを怠らない

自分自身で市販のホワイトニング効果のある歯みがき粉を使用する、定期的にクリニックで着色汚れのクリーニングやホワイトニングを受けるなどのメンテナンスを行う方法で、ホワイトニングの効果が持続できます。

注意点②色の濃い食品を避ける

ホワイトニング後は、色の濃い食品が着色汚れの原因になります。

【ホワイトニング後にできること】

  • 色の濃い食べものを避ける
  • 色の濃い飲みものを避ける
  • こまめにうがいをする
  • こまめに歯磨きをする
  • 市販のホワイトニング製品を使う
  • 歯医者で着色汚れを除去する

色の濃いものを口にしたあとは、こまめなケアが役に立ちます。それでも落ちない着色汚れは、歯医者で取り除いてもらうと良いでしょう。

注意点③喫煙を避ける

喫煙は、タールのように着色を引き起こす物質を直接吸引するため、ホワイトニング後は極力避けてください。

どうしても喫煙をしなければならない場合は、喫煙後にホワイトニング効果のある歯みがき粉の使用や、歯医者でのホワイトニングを実施してください。

インプラントは天然歯のような風合いが魅力

いかがでしたでしょうか?

ホワイトニングとインプラントはそれぞれ異なる治療ですが、人工的に着色したインプラントの上部構造は天然歯よりも汚れにくいため、天然歯が汚れてくると人工歯に合わせるためにホワイトニングを受ける患者さんもいらっしゃいます。

もちろんホワイトニングのみの施術、インプラントのみの検討も可能です。

大阪の「デンタルオフィス大阪梅田」では、両方の施術に対応しています。患者さんのお悩みや要望にあわせて治療を行っていますので、お気軽にご相談ください。

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コラム監修者

監修者の写真

中島 航輝
なかじま こうき

役職

理事長(梅田院の院長)

資格

略歴

  • 1997年 明海大学 歯学部入学
  • 2003年 同大学 卒業
  • 2003年 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 顎口腔機能再構築学系 摂食機能保存学講座 摂食機能保存学分野 博士課程 入学
  • 2006年 顎咬合学会 特別新人賞
  • 2007年 同大学院 修了 歯学博士所得
  • 2007年 東京医科歯科大学 歯学部附属病院 医員
  • 2007年 世田谷デンタルオフィス 開院
  • 2008年 医療法人社団世航会 設立
  • 2013年 明海大学歯学部 保存治療学分野 非常勤助教
  • 2014年 明海大学歯学部 保存治療学分野 客員講師
  • 2015年 昭和大学歯学部 歯科矯正学分野 兼任講師
  • 2016年 明海大学歯学部 補綴学講座 客員講師
  • 2020年 日本大学医学部 大学院医学総合研究科生理系  入学

著者本など

「まずはこの1冊から! はじめてのホワイトニング」
「dentist インタビュー記事」
「東京ドクターズ インタビュー記事」
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