梅田の歯医者「デンタルオフィス大阪梅田」
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冷たいものや熱いものを口に入れた時、しみる感じや痛みを感じたことはありませんか?
歯の奥にある神経へ刺激が伝わる症状は知覚過敏として知られていますが、歯がしみる原因はそれだけではありません。
この記事では、熱いものなどを口に入れた時に歯がしみる7つの原因と、歯がしみる際の対処法を解説します。
また、歯がしみる状態を放置するとどうなるのかについても解説しますので、歯がしみることでお悩みの方はぜひ参考にしてください。
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目次

熱いものが歯にしみる原因としては、虫歯や歯周病、知覚過敏などが考えられます。
これら以外に、過去の根管治療の影響で歯髄炎を起こしている可能性もあります。
歯髄炎は重篤な炎症であるため、注意が必要です。
それでは、熱いものが歯にしみる原因を7つの項目で見ていきましょう。
虫歯は、脱灰と呼ばれ歯の表面が溶けてくる非常に軽微な状態から、神経のさらに奥にまで細菌が侵入する重篤な状態まで、いくつかの段階に分かれています。
歯の表面を覆うエナメル質を抜け、その下の象牙質に虫歯菌が入り込むと、象牙質はむき出しの状態となり熱などの刺激を神経に伝えます。虫歯になっている歯がある場合、その歯が原因で熱いものがしみているかもしれません。
歯周病は虫歯とは異なり、歯茎に起こるトラブルです。初期症状は歯肉炎と呼ばれ、赤く腫れて軽い痛みなどが伴いますが、症状を放置していると歯周病と呼ばれる状態に移行します。
歯周病になると歯茎が下へと下がっていき、歯茎に覆われていた象牙質がむき出しになってしまいます。虫歯と同様、象牙質がむき出しになるために、熱を神経に伝えやすくなってしまうのです。
知覚過敏は虫歯と混同されやすい症状ですが、虫歯のように細菌によるダメージはありません。歯の表面を覆うエナメル質に傷がついているために、その下の象牙質が刺激を伝えやすい状態になっています。
知覚過敏は、以下のような原因が考えられます。
【知覚過敏の原因】
特定の歯を使いすぎている状態というのは、同じ歯でものを噛み続ける、歯ぎしりや食いしばりが同じ歯に発生するような状態です。
歯髄炎は、虫歯がすでに歯髄まで達しており、神経自身も炎症を起こして傷んでいる状態です。冷たいものだけではなく熱いものにも反応するようであれば、一度虫歯になっている箇所をチェックして内部をきれいに取り除く必要があります。
根管治療は根の治療とも呼ばれ、歯の根元に溜まった汚れや膿を掃除して消毒、神経を取り除く治療です。
神経を取り除いている歯は通常痛みを感じないはずですが、細菌を除去するために薬を充填するまでに神経が一部分残っており生きている状態であれば、熱いものがしみる可能性はあります。
また、根管治療を施した歯ではなく、隣り合っている歯に知覚過敏や虫歯の症状があり、治療をしきれていないときにも同様の症状が出る可能性があります。
歯ぎしりや食いしばりなどで強い力がかかると、歯にひびが入ることがあります。
歯がひび割れていると、ひびの部分から熱いものが侵入し、神経を刺激することによって歯がしみると感じやすくなります。
熱いものがしみる痛みを我慢できない場合や、ひびの程度によっては治療が必要になることがあります。
寝ている間に歯を強くこすり合わせてしまうことを、歯ぎしりといいます。
寝ている間にコリコリと音が鳴るほど強い力が加わっており、歯に大きな負担がかかります。
日常的に歯ぎしりをすることにより歯が削れたり欠けたり、もしくはひびが入ったりしてしまうと、それが熱いものに対して歯がしみる原因になります。

熱いものが歯にしみる時は、どのような対処をするのが適切なのでしょうか。
7つの原因を挙げて、原因別に適切な対処法を紹介します。
虫歯の対策としては、しっかりと患部を治療して虫歯を取り除く必要があります。放っておくと虫歯はどんどん歯の組織を壊していき、しみるような痛みも徐々に強くなっていきます。
関連記事:虫歯治療にかかる費用の目安と費用を抑えるため心がけたい取り組み
歯周病は、放置していると象牙質がむき出しになるまで歯茎が下がってしまい、さらにはっきりと痛みや刺激を知覚しやすくなります。
見た目にも歯茎が大きく下がってしまい違和感が出るため、歯石や歯垢をきれいに取り除き、歯周ポケットが深くなりすぎた場合は浅くする外科的治療を行います。
こちらの記事では、歯周病のセルフケアと治療法について解説していますので合わせてご覧ください。
関連記事:歯周病は自然に治る?自宅でのセルフケアと歯科医院での直し方
知覚過敏は象牙質が部分的に露出した状態で起こります。歯科クリニックでのフッ素コーティングのほかにも、フッ素を配合した市販の歯磨き粉を使用してケアを続けることが大切です。
歯髄炎は歯髄部分に炎症が起きている状態です。う蝕(うしょく)の除去や根管治療を症状にあわせて行い、細菌感染が疑われる部分は再度治療を行います。
歯科治療の後にもしみる場合は、かかりつけのクリニックで再度チェックを受けましょう。治療しきれていない他の部位があるか、または治療後の歯にトラブルが発生している可能性があります。
ひびによって熱いものが歯にしみるという場合、ひびが軽度であれば歯の表面を研磨できれいにするなどの処置を行うのが一般的です。
ひびが深くなっている場合は、詰め物やかぶせ物を用いて修復する必要があるかもしれません。
さらに、歯の根っこ部分にまでひびが達している場合は、根管治療が必要になる場合があります。
歯ぎしりは歯にひびが入ったり欠けてしまったりする原因になりますが、寝ている間のことだけに自分でコントロールすることは簡単ではありません。
そこで、歯への負担を和らげる方法として、マウスピースを使用するのが効果的です。
就寝時にマウスピースを装着することで、歯ぎしりをしたとしてもマウスピースが負担を軽減するため、歯へのダメージが和らげられます。
また、歯ぎしりはストレスが原因とされているため、軽い運動などでストレスを解消することも効果的です。
熱いものが歯にしみるのは、正常な状態ではありません。
単なる知覚過敏ではなく、虫歯や歯周病が原因の場合は、放置していると症状が進行する恐れがあります。
強い痛みが続く場合は神経に炎症が起きている可能性もあるため、できるだけ早い歯科クリニックの受診が推奨されます。
原因が虫歯や歯周病であれば、歯科クリニックで適切な治療をすることによって症状の悪化を避けることができますし、歯がしみることによる心理的な負担も和らぎます。
原因が分からないままに歯がしみる状態を放置していると、最悪の場合は抜歯をしなければならなくなることもあります。
歯を失うことは、治療面だけでなく生活にも大きな負担を与えるため、熱いものが歯にしみると感じたらできるだけ早く診察と治療を受けるようにしましょう。
歯がしみると感じる時点で歯医者に行く必要があると思いますが、具体的には以下のような症状があれば歯医者に行くタイミングといえます。
こうした症状がある場合は、歯医者の診察を受けるタイミングと考えて良いでしょう。
放置すると虫歯や歯周病などが進行してしまい、治療の負担がより大きくなる恐れがあります。
歯医者を受診する前に、あらかじめ準備をしておくと治療がスムーズに進みます。
重要なのは、歯医者に来る前に感じていた症状を正確に伝えることです。
いつから歯がしみると感じているのか、どの程度の痛みなのか、といった具合です。
噛んだ時や熱いものを口に含んだ時など、歯がしみる状況を具体的に伝えることも大切です。
既往歴(過去の病歴)や、アレルギーに関することで特に伝えるべきことがあれば、それも正確に伝えるようにしましょう。
歯科医師はこうした情報に基づいて、治療方針や治療に使用する薬剤などを決めるため、より安全な治療を受けられるようになります。
今回は、熱いものを口に含むと歯がしみる際に考えられる原因と対処方法などについて解説しました。
熱いものがしみることには、虫歯や歯周病など、何らかの病気が潜んでいる可能性があります。
放置しても自然に治ることはなく、時間の経過とともに虫歯菌や歯周病菌が増殖し、症状が悪化していきます。
歯根や歯髄に問題が及んでしまうと、神経や歯を抜かなければならないこともあるため、少しでも健康な状態を守るためにもこまめなケアを心がけましょう。
熱いものを口に含むとしみると感じる場合は、できるだけ早く歯医者を受診して適切な治療を受けることが大切です。
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